2016年08月20日

坩堝・31






「お前はすぐに面倒を起こす。お前の家族もだ。馬鹿にも程がある。
その都度、男に抱かれるのが趣味なら何も言わんが、便所臭い身体のまま、俺の前に現れるな」


黒川は、そう言う。
こんな時の黒川は、冷徹で残酷な言葉を、平気で吐く。


「また、ケツ穴を晒すビデオでも撮るつもりか?……好きだな、お前も」



イツキは、しばらく黙って黒川の言葉を聞いていたのだけど、
途中、反論しようと口を開き……でも、言葉すら、息さえすることが出来なくて、ただ黒川の暴言を受ける。
この男は、何を言っているのだろうかと、思う。



「…社長。…言葉が過ぎますよ」



またもや、一ノ宮が気を遣い、声を掛けてくれるのだが、そんなもので黒川は止まることは無い。


黒川にしてみれば、イツキは自分に何の連絡もしないまま横浜に赴き、そこで騒ぎを起こし、おまけに男に抱かれて来たのだ。
逆鱗に触れても仕方のない事かも知れないが、

イツキにしてみれば、事情は違う。

黒川の言葉は容赦なくイツキを傷付ける。




「兄妹揃って、ビデオに出るか。は、は。二人でヤルか。お前らには、それ位がお似合いだな……」
「いい加減にしてよ!」



我慢の限界とばかりに、イツキは声を張り上げる。
同時に、横のデスクに置いてあった書類ファイルを、黒川に向けて投げつけた。




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2016年08月21日

坩堝・32






「…だ、誰のせいでこんな事になったと思ってるんだよ!全部、マサヤのせいじゃんか!
マサヤが由紀に変なコトさせようとするから…。
由紀が、俺みたいになったら困るから、助けに行ったんじゃん!」


イツキは半分ベソを掻きながら、そう、捲し立てる。
黒川は飛んで来たファイルを寸でのところで避け、それを脇に放り、イツキを睨む。

立ち上がり、イツキの傍に歩み寄る。



「……誰のせいだって?」



黒川が目前に迫り、イツキは一歩後ろに下がるも、気丈に言葉を続ける。



「……マサヤだよ。……中学生の女の子に、あんなの、酷いよ。
……マサヤが酷い仕事してるって、知ってるけど…、…俺の妹にまで、させること、ないじゃん。
……俺だけで、……いい…」

「……社長、……雅也、駄目ですッ」


気配を察したのか、一ノ宮が叫ぶ。同時に黒川はイツキの胸倉を掴む。
殴られる、と思う間もなく、平手が一度、二度とイツキの頬を往復し、そのままイツキは壁際に倒れ込む。



「俺のせいか?俺が何をした?
仕事の途中で池袋の叔父貴に緊急だと呼び出され、病院だ、入院だと大騒ぎされて、挙句、ただのぎっくり腰で…。
お前からは一方的に電話が鳴って、折り返してみれば、電池切れで、それ以降連絡もなくて…、
帰ってきてみれば、お前が横浜で男に抱かれて来たと聞いて、それが全部、俺のせいだと言う。
……意味が解らん!」



イツキは叩かれた頬を手で押さえながら、項垂れ、黒川の怒鳴り声を聞く。
一ノ宮はどうしたものかと右往左往し、リーは


激高した黒川の姿を目の当たりにし、実は、この場にいる誰よりも驚き、戸惑っていた。




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2016年08月22日

坩堝・33







リーが知る黒川は、冷静で非道で、黙々と仕事をこなす男で、それは間違いではないのだが、
一人の子供のために、ここまで感情を露わにし、臆面もなくぶつけるようなタイプでは無いと思っていた。

逆を言えば、イツキは、黒川をここまで怒らせる事が出来る子で、
それは、それだけ、二人の仲が深い事を意味していた。


ようやく、自分が多少、思い違いをしていた事を知り、
そしてリーは、それを認められない程、馬鹿な男では無かった。



「…イツキくん、違います。……妹さんを連れて行ったのは、私です」



その言葉にようやくイツキは顔を上げる。
リーを見て、黒川を見て、もう一度リーを見る。


「…本当?…リーさん…」
「本当です。私の判断で、あちらにお連れしました。妹さんは、とにかく稼げる仕事をしたいと話していましたし、…あなたの身内なら、…そういうコトも、大丈夫なのかと…。
今日の事は、社長は何も、関係はありません」
「……本当に…」

「イツキ。だからお前は馬鹿だと言うんだ。すぐに突っ走る。問題を片付ける方法と言えばセックスだけだ。…この、馬鹿が!」

「……だって、マサヤ……」




黒川はまだ収まりがつかないという風に、イツキに乱暴な言葉を投げつけるのだが

イツキは、そんな黒川を見上げ、気が抜けたように、涙をぽろぽろ零し始めた。





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2016年08月23日

坩堝・終







「…だからお前は馬鹿だと言うんだ…、だいたい……」


イツキと黒川が事務所を出て、二人の部屋に帰って来てもまだ、黒川はブツブツと文句を言っていた。
今回の件は辛うじて、黒川には、非が無いようにも思えるのだけど
……日頃の行いが悪いと言えば、それまでの話。


黒川はすぐにイツキを風呂場に連れて行き、泡立てた浴槽に押し込み、柄の付いたブラシでゴシゴシと洗う。
男に抱かれて来たイツキを『便所臭い』と言ったのは、まあ、嘘なのだろうけど…とりあえず、外も中も綺麗に洗い流す。

まるでモノ扱いだったが、イツキは何も言わず、黒川に大人しく従い、
風呂から上がるとタオルだけを羽織り、ソファに座らされる。
黒川も風呂を済ませ、バスローブを羽織り、冷蔵庫からビールを二缶取ると、ソファに戻る。
座っているイツキを少し端に寄せ、隣に座り、ビールを一缶、イツキに手渡した。


「……俺が、……そんな事を、……妹を売るような事をすると思ったのか?」
「……思わなかったけど。……思っちゃった…。……わかんなくて……」
「馬鹿が…。…少しは俺を……」


黒川がさらに小言を続けようとしていると、イツキが、黒川の肩にもたれ掛かる。
見ればすでに目を閉じ、静かに肩を上下させ、寝息を立てている。

黒川は呆れたように、ふんと鼻を鳴らし、イツキの手から、ビールの缶を取り、テーブルに置く。
そして眠ってしまったイツキの肩を抱き、さらに身体を寄せ、自分のビールを飲む。



「……俺を信じろよ。……そう、お前に、悪い事は…、もうしないだろう?」




そして、そう言ってから…、そんな事もないか…と思い直し、一人で、笑った。




おわり



書き残した事とか沢山あるんだけど、とりあえず終了!
いっちゃん、長い一日でした。お疲れさまでした。
 
posted by 白黒ぼたん at 23:55 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月25日

夜の魔法







夜中に黒川は目を覚まし、隣に眠るイツキを見て、小さく笑う。
相変わらず馬鹿で、必要のないトラブルに巻き込まれるのが好きなヤツだと、思う。

いや、それは違って。

自分と言う制約の中で、どうにかして最善の方法を探したいとは思っていて、多少裏目に出てしまう事があるのだとは、…知っている。

薄暗い照明の中でも、

自分が叩いた頬が、少し腫れているのが、解る。

その頬に、キスをして、「悪かったな」と、呟く。





「………今日は、俺が、悪い…。マサヤと連絡取れるの、待てばよかった……」

突然返事が返ってきて、黒川は驚いて顔を上げる。
イツキは薄く目を開き、黒川を見て、また目を閉じる。
…眠気にはどうしても、勝てないといった様子。


「……ごめんなさい…」
「そうだな」


黒川は、今度はイツキの頭に手をやり、髪を解く。
さっき風呂の後に髪の毛をちゃんと乾かさなかったせいで、ひんやりと冷たい。それが、心地よい。


「……連絡が付かなくなる程、俺から離れるな。…いらん心配を…、しなくても済む」
「それは、ずっと、……マサヤの傍にいろって、こと?」
「そうだ。俺の傍にいろ」
「………うん」


言葉は魔法の呪文のように、イツキの耳から身体の奥に染み、それがただ一つの真実なのではないかと思わせる。
そして同時に黒川も呪文に侵される。自分が、本当にそれを、…イツキが傍にいることを望んでいるのだと、思わせられる。



そんな事を思ってしまうのはおそらく、夜の深い闇のせいなのだけど。
抱き締めて唇を重ねて、このまま、夜の魔法に掛かっていても良いかなと、思う。





posted by 白黒ぼたん at 22:42 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月26日

焼き魚定食







「…そう言えば、横浜の事務所に…、秋斗くんがいた…ね」


朝。
部屋を出て近くの定食屋へ行く。
焼き魚と玉子焼きでご飯を食べ、味噌汁を一口飲み、ふいにイツキが尋ねる。


「…女の人かと思った…」
「ああ。そうだな」
「横浜で、一緒に…仕事してるの?」
「ああ」


黒川も味噌汁を飲み、イツキの顔も見ずに、ぶっきらぼうに答える。
夜の魔法は、もう、溶けているらしい。

イツキはお椀の端を唇につけたまま、しばらく黒川を見ていたのだけど
どうも、この件については、あまり話をしたくない様子なので諦める。
余計な事を詮索して、また言い争いになっても、つまらない。
おとなしく残りの食事を平らげ、デザートの白玉に手を伸ばす。





「……人手が足りなくてな。…秋斗は、ああいうのに長けている。
前には少々、苛立つこともしたが、反省しているようだし。
……横浜だけだ。…こっちには、来させん……」

急に黒川が話の続きを始めるので、イツキは目を丸くし、解りやすく驚いた顔をする。
黒川はチラリとイツキを見て、その顔にふふ、と笑う。


「……秋斗が来ると、お前がヤキモチを妬くだろう?」


そして、そう言って、自分の定食についていた白玉を、イツキに渡してやるのだった。





posted by 白黒ぼたん at 22:49 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月27日

蜜月







「おはようございます、イツキくん」
「おはようございます、一ノ宮さん」


昼過ぎに事務所に行くと、一ノ宮がいた。
一ノ宮はイツキをソファに座らせ、コーヒーを淹れると、自分も向かいの席に座る。


「昨日は大変でしたね。社長は…大丈夫でしたか?また怒られてしまいましたか?」
「ん…。ちょっとだけです。コーヒー、ありがとうございます」


自分用のマグカップを両手で持ち、イツキは、夕べの事を思い出して、ふふふと笑う。
確かに酷く怒られはしたが、そう、怖くはなく。
逆に、安心して気が抜けて、いつの間にか眠ってしまっていた程だった。


真夜中の、夢うつつの黒川は、優しい。
明け方のセックスは、もっと優しかったのだけど。



「リーくんが、申し訳なかったと言っていましたよ。確認を怠ったのは、彼のミスですね」
「…うん。…ああいう事は、よくある事なの?……女の子、連れて行って…、その…」
「ええ、まあ。そういった仕事も扱っていますから…」
「…ふうん」


自分で聞いておいて、イツキは少し浮かない顔をする。
黒川があちこちで、あまり良くない仕事に関わっているのは、今に始まった事ではない。




扉が開いて、黒川が入ってくる。他の用事を済ませて来たらしい。
一ノ宮にあれこれ話をして、書類だのを掻き集めて、またすぐに出て行こうとする。

「イツキ、行くぞ。急げ」
「はぁい」

イツキは急いでコーヒーを飲み、一ノ宮に礼を言って、黒川の後ろを追いかける。




トラブルが起き、酷い騒ぎの後は、あの二人は決まって、急激に距離を縮める。
一ノ宮は二人を見送りながら、今回の蜜月は、どのくらい長く続くのだろうか…と、考えていた。





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2016年08月28日

ふたりとひとり






イツキは、黒川の仕事に同行するのは好きではない。
イツキの素性は、この界隈では知られているし、行く先々で、好奇の目に晒される。
ましてその中には、イツキを抱いたことがある者もいるのだ。
黒川の前でも平気で、イツキを誘い、隙あらば、飲み屋の女性にするように、身体を触ろうとしてくる。


黒川はと言えば、
嫌がるイツキを横目で眺め、楽しんでいた。
いつまでたっても、そういった事に慣れないイツキが、
可笑しくて仕方がないといった風だった。




西崎の事務所で
イツキは挨拶のように下品な言葉を掛けられた後、大人しく、事務所の隅の椅子に座り
黒川の用事が済むのを待っていた。
そこに佐野が近寄り、小さな声で、囁く。



「………大丈夫だったのかよ?………心配したんだぜ?」



イツキは佐野を見上げ、少し頭を整理する。
もしかすると、あのトラブルの発端は、すべて佐野の言葉からだったのかも知れない。



「……うん。……佐野っちは、…パチンコ、出た?」
「お、……おお。すごかったぜ。今度、なんかおごってやる。焼肉でも、何でも…」
「……ん」

「佐野。俺の前でイツキを誘うなよ」



いつの間にか黒川が傍まで来ていて、佐野に声を掛ける。
佐野は飛び上がるほど驚き、姿勢を正す。


「イツキ、帰るぞ」
「はぁい。じゃあね、佐野っち。焼肉、待ってるからね」


そう言ってイツキはひらひらと手を振り、綺麗に微笑み、黒川の後を付いて行く。



黒川は、

イツキの腰に手をやり、引き寄せるようにして、部屋を出て行くのだった。




昨日からweb拍手が繋がらなかったようで、ご心配をお掛けしました〜。
そして改めて、拍手やメッセージが励みになっているんだなって思いました。
いつもありがとうございます!!
posted by 白黒ぼたん at 23:29 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月29日

新妻イツキ






イツキがベッドから起き上がると、足の付け根が痛くて、歩くのにも苦労する。
夜通し足を開き、黒川や、黒川の手や、オモチャを受け入れていたのだから、それも仕方が無い。
どうにかシャワーを浴び、服を着替え、外に出る。
陽の光を浴びるのは、何日ぶりだろうかと、思う。


近所のコンビニに買い物に行く。
最近のコンビニは本当に何でも揃っている。
下着や、洗剤、食べるもの。氷と牛乳と無洗米も買う。
部屋には一応、洗濯機も炊飯器もあるのだし、少しは…生活っぽい事をしようと思う。


重たいビニール袋を二つも持って、部屋に帰る。
汚れたシーツやタオルを洗濯機に放り込み、適当にボタンを押す。
この部屋の炊飯器は初めて使うので、最初は念入りに洗って、お米をセットする。
グラスをタオルで綺麗に拭く。実は、バカラのグラスなのだが、そんな事はイツキは知らない。



カチャリとドアが開く音がして、黒川が帰って来る。
イツキは玄関まで向かい、「おかえりなさい」と言うと、黒川は「ああ」と言う。
ネクタイを緩めながらリビングに入ると、何か匂いがして、キッチンに目をやる。


「…何かしているのか?」
「ご飯、炊いてる。あと、お味噌汁…は、インスタントだけど…」
「…冷凍庫にギョーザが入っていただろう、…焼くか」



そう言って黒川はキッチンへ入る。
イツキはカウンターごしに、黒川を眺める。

ふと、二人、目が合い、微笑むのだけど、
それが異常に恥ずかしくて、慌てて、目を反らせるのだった。






新婚か!笑
posted by 白黒ぼたん at 23:05 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月30日

一週間






胸やけしそうに甘ったるい日々は一週間ほど続いた。
お互い、少々、距離が近すぎるとは思っていたが、離れる理由が無かった。
途中、イツキは品川のマンションに戻り、着替えや必要な物をカバンに詰める。


『イツキ、どうしてる?…どっか行ってる?』
『連絡無いからスゲー心配。元気?』
『前に誘った夏フェス、来週なんだけど、大丈夫?』


と、梶原からは毎日のようにメールが入っていて、…申し訳なく思う。
とりあえず『大丈夫』と返事をして、またすぐに、黒川の元に戻った。




黒川はリビングのソファに座り、キッチンに立つイツキを眺めていた。
サラダぐらいなら作れる、と、帰りがけに買って来た材料を、大きなボウルに開けていた。
ワインにチーズ、バゲットも用意し、リビングに運ぶ。

「……マサヤ、新聞、どけて…」
「はいはい」

イツキの言葉に黒川は大人しく従い、テーブルの上を片付ける。
こんな食事の時間でも、座る場所はいつものように、黒川はソファ、イツキはその足元だったのだけど、
その位置が、お互い、気に入っていた。



ワインが一本、空くころには、
イツキは、黒川の足元にもたれ掛り、
黒川はイツキの髪の毛を、指先でくるくるとやる。



本当に、
こんな穏やかな時間は、続き過ぎると逆に不安になる。


それを掻き消すように、黒川はイツキをソファに引き上げ、唇を重ねた。




posted by 白黒ぼたん at 22:25 | TrackBack(0) | 日記

2016年08月31日

無限ループ







黒川はイツキの手を引き、寝室へと向かう。
二人でベッドに上がり、もそもそと服を脱ぎ、コトが始まる。


イツキは仰向けに寝かされ、黒川はその隣に横向きに寝て、イツキの、薄い胸に手をやる。
ゆっくりと上下に往復し、微かに引っ掛かる乳首を指の腹で擦り、また、違うところに手をやる。
勿論、お互い、顔が見えている。
イツキはくすぐったいのと、他の感覚の間で、顔をしかめ、黒川はそれを見て、笑う。
一つ一つの動きに、イツキがどう反応するのか、細かい所まで、確認しているようだ。


黒川の人差し指の先は、イツキの胸の真ん中を通って、ヘソの周りをくるくると回って、さらにその下に滑る。
近づくにつれ、イツキの陰茎はぴくんと脈打ちながら頭をもたげ、それがまた可笑しくて、黒川は笑う。
しばらく、意地悪く、指先で突いたり摘まんだり……さんざん弄った後、ふいに身を屈め……それを口に含む。



イツキは短く叫び、自分の股間に顔を埋める黒川の頭に手をやるのだけど、引き剥がすわけでもなく。

未だに、ただただ、恥ずかしくて。

腰を浮かせ、立てた膝を閉じたり開いたりする。うっかり…黒川の口の中で果ててしまわないように、天井の照明などを見て、気持ちを散らす。



それでも、黒川も、簡単にイツキだけを気持ち良くさせるつもりは無いようで…
寸でのところで、動きを止め、顔を上げて、イツキの顔を見たりする。



イツキは、自分の口元に手をやり、恥ずかしそうに顔を背ける。
そのくせ発情期のメス猫のように、腰をくねらせ、続きを強請る。
その様子を見て、黒川はまた、満足そうに笑った。




posted by 白黒ぼたん at 23:51 | TrackBack(0) | 日記
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