2015年06月11日

不思議、不思議







いつもとそう変りなく、マサヤから、『プラザホテル42階の寿司屋、7時』とメールが来る。
最近は、仕事と思わせておいて、そうじゃない事がほとんどなので、今日もそうなのかと思ったら、違った。


マサヤの言葉からは、区別が難しい。
不思議、不思議。





「……なんだ?……俺とだって、知らなかったのか?」
「……ん。……でも、吉村さんで…、良かったです」
「それは褒め言葉なんだろうな?イツキ。……あっはっは」



吉村さんは、度々会う人の1人だけど、きちんとした人で、好き。
マサヤを通しての「仕事上」のお付き合いだけだけど、その中では、格別の人だと思う。
……実は、俺がそう思っているのを…マサヤも知っていて、適当に、俺の気を緩めたり誤魔化したりする時に、使う。

ずるい。




「まあ、食えよ。酒もいいぜ?…お前、しばらく見ない内に変わったな?…可愛くなった」
「…それ、女の子に言う言葉じゃないんですか?」
「お前だから、言うんだよ、イツキ」




吉村さんは、臆面もなくそんな事を言ってしまえる人だった。
好き、だけと、苦手。


それも、マサヤは、知っていた。



posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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