2015年08月05日

嫌な、マサヤ・5







イツキが言葉を探している間に、黒川の手が、イツキの身体をなぞる。
首筋から胸へ、腰と腹、おへそのあたりで引き返し、今度は肩から腕へ。
指先を絡め取ると、それを自分の口元に持って来て、ぺろりと舐める。



「……今日の、マサヤ…、嫌。……変…」
「そうか?」
「いつもみたいに、言えばいいのに。黙って、俺の言うことを聞けって…」
「そう言われて、お前が楽になるなら、言ってやる」


その言葉に思わず、イツキは黒川を見る。
黒川はイツキの指を口に咥えながら、にやりと笑った。








それから、事が始まったのは、間もなくだった。
イツキは何故だか涙が零れそうになっていて、誤魔化すように慌てて、黒川に身体を擦りつけた。
黒川は手の替わりに今度は舌で、イツキの身体のあちこちを愛撫し、一番中心の部分も煽る様に舐め上げる。

イツキを気持ちよくさせるだけの、こんなセックスは、たまに、ご褒美のように与えられるもので…


その快楽を知っているイツキは…この先に期待し、同時に、そう思ってしまう自分に赤面し、
身体をもじもじとくねらせ、黒川を楽しませていた。





posted by 白黒ぼたん at 00:25 | TrackBack(0) | 日記
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