2015年08月24日

新学期の朝・2







梶原はいつも通りに起き、いつも通り学校へ向かう。
それでも表情は暗く、何か、思い悩んでいる様子だった。



イツキと連絡が取れないまま、春休みを過ごしてしまった。



終業式に学校を休み、それ以来電話もメールも途絶え、自宅前では黄色い車の男と抱き合っていた。
…イツキは、色々、事情のある子だとは解っていても…
三学年で自分と同じクラスになりたくないと…そんな事を思っていると聞いてしまった事もあり…どうにも、気が晴れないでいた。





今日はイツキは学校へ来るのだろうかと、梶原は足取りも重く、考える。
来たところで、今日からはもう、イツキが望む通り、違うクラスなのだ。
どんな顔で挨拶をして、何から説明して貰えばいいのだろうか。
そして、これから先、イツキと何か関わる口実があるのだろうかと、梶原は大きなため息を付いた。




校門をくぐり、昇降口へ向かう。
表にクラス編成が掲示されたボードが出ていて、その前に人だかりが出来ていた。





posted by 白黒ぼたん at 21:16 | TrackBack(0) | 日記
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