2015年09月14日

八つ当たり・3







慣れた行為だとは言え、痛い事には変わりはない。
やがて麻痺し、粘液によって馴染み、じわじわと快楽が上ってくるにしても
暫くは眉間にしわを寄せ、歯を食いしばり、引きつれる痛みに耐える。


その表情が気に入らなかったのか、その逆なのか、
黒川はイツキの前髪を掴み、乱暴に2,3振ってみる。
何事かと、イツキが怯えた視線を向けると、黒川はニヤリと笑い
『…して、やってるんだ。もっといい顔をしろよ』と言う。




親指と人差し指の爪先で、乳首をキリキリと摘まみあげる。
その都度、イツキの唇から、悲壮な喘ぎが洩れる。




「………マサヤ…、いた…い、よ……」
「そうだろうな。……そう、している」
「……ひ……う………」


堪え切れず、イツキがはらはら涙を零すと、黒川は満足したように、ふんと鼻をならし
それから、イツキの腰の両側と掴むと、本格的に、動き始める。





どうにもこの男は、自分の苛々やうっ憤を、イツキを泣かせる事で発散しているのだ。
イツキが、自分の身を護る為に無理矢理に快楽を引き出し、すがるように黒川の肩に腕を回す瞬間が、たまらなく、いい。


嗜虐趣味のある酷い男だというのは、今更の話。





posted by 白黒ぼたん at 19:46 | TrackBack(0) | 日記
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