2015年11月09日

気分転換・5






イツキがトイレで手を洗っていると、ゲームを終えた清水も用足しに来る。
梶原と清水の勝負は、結局、梶原が粘り切れずに、清水が勝ったのだった。


「…先輩、ボーリング、上手なんですね。ストライク、あんなに続くの、初めて見た…」
「まあな。本当はもっと上手いぜ?」
「ふふ。……梶原とも、仲良さそう。結構、気が合うんじゃないですか?」


イツキの言葉に、清水は笑いながらも…少し、複雑な色を見せる。
どこから見ても優等生の梶原と気が合うと言われても、嬉しいものでは無いのだろう。
イツキを介して、馴れ合い過ぎたかなと、反省する部分もある。


「……あいつも、お前が絡むと、ムキになるよな…」
「梶原、俺のこと、構い過ぎなんです。……でも、悪いヤツじゃ、ないんです…」
「ああ。……そうだな」


清水は、奥でササッと用を済ませて、イツキの隣に手を洗いに来る。
イツキに、この後をどうするか聞いてみると、今日はもう、大人しく帰ると言う。
清水も大人しく「……そっか」と返事をし、洗い終わった手をパタパタと振る。




そして、



不意打ちに、キスをする。



「……俺の、勝ちだから…。……続きは、貸し、な」


そう言われても、イツキには、何の事だかさっぱり解らないのだった。




posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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