2015年12月04日

はじめてのたいいく・1






イツキの体育の授業は、意外と、普通に終わった。
体育は隣のクラスの男子と合同で、そこには大野もいたのだけど、イツキが普通過ぎて、最初はそこにいる事すら気づかなかったくらいだった。
準備体操を済ませ、グランドを2周ほど走り、サッカーボールでドリブルの練習などする。
最後はチームを作って練習試合をしたのだけど、それは、イツキは、脇で見学するだけだった。



大変なのは、梶原の方だった。




意識しないようにしようとは思ったのだけど、つい、ジャージに着替えるイツキをチラチラと見てしまう。
全裸になる訳でもないし、制服のズボンの下にはすでに短パンも履いていたのだけど
イツキが服の端を指で摘まむ度に、ドキドキとした。

髪の毛が少し短くなった分、うなじが、綺麗に見える。
首筋に新しいキスマークは無かったけれど、太ももには、何の痕だか解らない、赤い痣があった。


準備体操はイツキと梶原で組になり、柔軟体操をしたのだけど……酷かった。
イツキは身体が柔らかく、しなやかで、……良い匂いがした。
手を取り、腕やわき腹を伸ばすと、「んんん…」と、声を洩らす。
地べたに座り、足を開いたイツキの背中を押し、前屈させていた時などは、おかしな想像をするなという方が無理な話だった。


グランド2周を走る足は、意外と、早い。
いつも、動くのが億劫だの、タクシーに乗るだの言う割には、体力はあるのだろうか。
イツキの立ち居振る舞いが綺麗なのも、きちんと、身体が出来ているからだと、改めて思う。
その体力が、夜通し男に抱かれ、身体を動かし鳴き声をあげるために必要なのだとは、気付かなかったけど。


走り終わり、イツキは頬を少し赤くし、はあはあと呼気を荒くしていた。





posted by 白黒ぼたん at 22:21 | TrackBack(0) | 日記
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