2016年03月14日

簡単な罠・9







店の前に呼ばれた車はタクシーでは無く、おそらく、西崎の手の内の車だったのだろう。
そうでなければ、ふらつきながら歩くイツキと、両側を固める男たちの姿に不信感を抱いたに違いない。

後部座席に三人も座ると、お互い身体は密着し、逃げ場もない。
真ん中に座るイツキは、西崎の悪戯な手に身を捩らせ、結果、加瀬に身体を預けることになる。


「………や…」
「…や、じゃ、ねぇ。…こんなに…チンコ、おっ勃てやがって…。穴も、ズブズブじゃねぇか…」
「……や、………かえる……」
「…舐めてやるぜ?お前の好きなように…。ベロ突っ込んで、ぐちゃぐちゃにしてやるぜ…?」
「……や…ぁ…」


西崎はイツキの首筋に顔を寄せ、卑猥な言葉を吐きながら、耳たぶまわりをべろりと舐める。
その感触で、あの感触を思い出すなというのは、無理な話。
イツキの小さくつぶやく声に、すでに力はなく、ただただ、艶気を零すのみ。
西崎から逃げるように思い切り顔を背けると、その先には加瀬がおり、いやらしい視線を絡ませる。


車は、誰の了承も得ないまま、どこかのホテルの駐車場に吸い込まれ、
イツキは二人の男に引きずられるように、部屋へと入って行った。





先にイツキを抱いたのは、加瀬だった。
イツキの身体は丁度いい頃合いで、何の前戯も必要なく、ずるりと男を飲み込んだ。

イツキは、何故、いつの間に、自分の身体がこんな風に堕ちてしまったのか、ぼんやりと考えながら


笑う西崎の目の前で、加瀬に、犯されていた。





posted by 白黒ぼたん at 22:48 | TrackBack(0) | 日記
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