2016年03月17日

簡単な罠・最終話







すでに二度、男に抱かれたというのに、西崎の手にイツキの身体は、また、熱を帯びる。
簡単に収まる身体では無いことは、西崎も、当のイツキも、良く知っていた。


それでも一応、決まり事のように、嫌、嫌と、首を横に振ってみせる。
そのくせ腰をぴくぴくと震わせ、感じる部分を摺り寄せてくる様は、盛りのついた猫よりいやらしい。


結果的に、イツキは自ら西崎の腰の上に跨り、緩みきった穴を自分の手で広げながら、西崎のものをそこに埋めていく。
堪え切れずに動き出すまでの圧迫感が、また、好きで…できるだけ身体を密着させて、さらに奥へと飲み込む。

「うう」と呻いたのは西崎が先で、ひとつ、腰を突き上げると、イツキはさらにしがみ付き

「……まだ。……もうちょっと…、もうちょっと……」

と、身体の奥で、静かに達してしまうのだった。







翌日。
横浜から戻って来た黒川に、事務所を訪れた西崎は、さらりとコトの報告をしたそうだ。
学校の関係者との食事の席で、酒を飲み過ぎたイツキが、自分から誘って来たのだと。

後からその話を聞いたイツキは、それは違うと黒川に反論したのだけど、

黒川はどうでも良いといった風に鼻で笑い、「相変わらず、淫乱だな」と言うだけだった。




posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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