2016年05月31日

朝風呂・最終話






黒川の車が行ってしまった後、イツキと清水は顔を見合わせ…イツキは気まずそうに頭をぺこりと下げる。
黒川はおそらく、清水の姿を見掛け、わざわざあんな事を言ったのだと思う。

自分に対して、イロイロ…勝手にしろだの何だの言っておきながら、やはりけん制したいのか、単純に清水を挑発したいのか、

いずれにしても、やり方が酷く、解りやすいと思った。



清水は、
黒川とイツキの会話までは聞き取れなかったものの
朝の学校の景色としては不似合いな二人の雰囲気に、まだ呆然とする。
イツキが黒川に乱暴されていたのではないかと心配する一方、ただ、仲を見せつけられているだけの様な気がする。


「………朝っぱらから、お盛んだな…」


清水はイツキに聞こえる声でそう呟いて、イツキの横を通り過ぎる。
イツキからは『……そんなんじゃ、ありません…』とでも返事が返ってくるのかと思ったのだけど



イツキはさらに顔を赤らめて、はにかんで、
「……はい」と、
小さく、答えるのだった。





ああっ、なぜか最終的に
清水が可哀想な話になってしまった…笑
posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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