2016年08月10日

坩堝・22







「あたし、こんなことするつもり、無いです。…モデルの仕事だって言うから…」
「んー? 君みたいな子に、まともな仕事があると思ったのかな?……馬鹿だなぁ」
「……いやっっ」



男に抱き付かれ、ベタベタと触られ、その手から逃げる内に椅子から転がり落ちる。
男は、床に這いつくばる妹に馬乗りになり、服を脱がしはじめる。
笑い、乱暴なのは、そういう企画のビデオなのだが、妹にそんな事は解らない。
解ったとしても、されている事は同じなのだ。それはただの、暴力でしかない。


「……ひいっ、いやーーっ」


下着を下され、股間に手をあてられ、妹は悲鳴をあげる。
足をバタつかせ、身をよじらせ、まだ快楽には程遠い感触から、どうにか逃げ出そうとする。



確かに。
こんな事態も、予想していない訳では無かった。
中学生の自分が手っ取り早く金を稼ぐには、こんな方法もあるのだろうと、思っていた。
けれど、

思うのと、実際そうなるのとは、まるで違う。
それが、やっと解った。



「……いやーっ、いやーっっ」



ブラウスのボタンを外され、ブラジャーをずらされ、ささやかな胸は丸見えになる。
スカートは腹の辺りまで捲くれ、下に履いていたレギンスと下着は膝まで下され、股間の茂みが露わになる。
南屋は、そこに手を差し入れ、指先を、どうにか、膣穴に捻じ込む。




向けられたビデオカメラの前で、妹が悲鳴をあげ悔恨の涙を流した、丁度その時、
イツキは部屋の前に辿り着き、扉をバンバンと叩き、妹の名を呼んだのだった。





posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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