2016年09月03日

深呼吸







良すぎるのは、いつもの事だし
声を上げ過ぎるのは、酒に酔っているせいだと思う。



仰向けに寝る黒川の腰の上にイツキは跨り、黒川を根元まで埋めて、もうそのまま、動けずにいた。
強烈な異物感はすでに快楽に変わり、中は、熱く、ただれ、じわじわとイツキを蝕む。


「……あ、……ああ…、あ…あ」


まだ何もしていないのに、イツキの口からは喘ぎとヨダレが零れる。
黒川はイツキを見上げ、黒川もまた深い息をついて、イツキを感じていた。


突き上げて、動き出してしまえば、きっと止める事は出来なくなる。
激しくお互いを貪り、身体への気遣いも忘れて、快楽だけに溺れてしまう。
頭の中がチカチカ光り、世界が、目の前の恋人以外、消えて無くなってしまう。

互いの身体にしがみつく。
もう、この瞬間だけで、いいと、思う。





「………マ…サヤ、だめ。……がまん…できない……」
「……そうだな。……俺も、だ……」



そう言って、二人、視線を絡めて、大きく深呼吸をして、
その時に、向かうのだった。




posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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