2016年10月23日

幕間・5







目の前のグラスがビールから日本酒に変わる頃には、小林の手は、イツキの腰から太ももの上へと移動していた。
最初の内は手が動くたびに、それを払いのけていたイツキだったが、だんだんと面倒臭くなる。
やがて太ももの上からさらにその奥へ。股間の上あたりを摩ったかと思えば、また戻され…を、何度か、繰り返す。



「……小林さん。……そういうの、駄目」
「…ん?…ちょっと手が滑っただけだろ?……それ位で怒るなよ、生娘じゃあるまいし」
「…もう、俺、帰る……」
「今、締めの茶漬け、頼んだところだ。それ食ってからにしろよ、な?」



そう言って小林は無駄に身体と顔を密着させて、イツキの耳元に、熱い息を吹きかける。

実際、イツキは、こんな風な、ゆっくりとした間の使い方は、苦手だった。

自分でも気づかない内に、身体の内側が、すっかり爛れてしまうからだ。




「俺、お前がメシ食ってる姿って、好きだぜ。…結構、真面目に、一生懸命に食うよな」
「…それって、褒められているんですか?」
「もちろん。それにその口元がいいよな、とにかく、エロい。俺もススられてぇよ…」


イツキが茶漬けの椀に口を付けている横で、小林がそんな事を言うので、思わず、吹き出しそうになってしまう。
むせるイツキを、小林は笑い、「…大丈夫か?」などと言って背中をさすり…そのまま、身体のあちこちを、触り続ける。



「…………ん…」



うっかり、感じてしまい、イツキが小さく声を漏らす。
そして慌てて口を噤んで、何でもない振りをする、その仕草が

堪らなく、いやらしかった。





posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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