2016年12月16日

今日は少し遅刻







いつもなら開店時間の1時間前に店に入り、
掃除やら、その日の予定の確認などの準備をするのだけど

今日は、少し、遅刻。

イツキは開店10分前に慌てて駆け込み、店長やミツオに平謝りする。


「あはは、大丈夫、大丈夫。今日も一日、よろしく頼むよ」
「すみませんでした…」


頭を下げるイツキに、髭の店長はそう言って笑い、自分の仕事に取り掛かる。
イツキも受付カウンターに入り、顧客ファイルやらアンケート用のバインダーやら、必要なものを整理する。



ふと、
ミツオが傍に来て、イツキに、意味深な笑みを向ける。



「イツキちゃん」
「…あ、ミツオさん、今日、タオル畳むの出来なくて、ごめんなさい…」
「……キスマーク、付いてるよ?」



そう言われて、イツキは咄嗟に自分の首元を手で押さえ、顔と耳を赤くする。
いつの、どれで、何が、どれだけ残っているかなど…、思い当たる事が多すぎて、見当もつかない。



「嘘だよ」

「……えっっ」



さらに、そう言われて、イツキは動揺し、意味もなく立ち上がろうとして、ファイルを床に落としてみたりする。
そんなイツキを見て、ミツオは笑い、「今日も一日、ヨロシクね」と言って、自分の持ち場に戻って行くのだった。




posted by 白黒ぼたん at 22:00 | TrackBack(0) | 日記
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