2017年01月25日

イツキとミツオD







ミツオはイツキの頬に手をやり、反対側の頬にキスをする。
イツキは「…だめ」と小さく呟き顔を背けるも、すぐに戻され、今度は唇の上にキスをされる。
ミツオを押し返すように上がったイツキの手を、ミツオは握りしめ、そのまま立ち上がる。
そして、その手を引き、部屋の向こうのベッドへと、連れて行く。


イツキの、「だめ」も「いや」も、何の意味も持たない。
そんな言葉ぐらいでは、ミツオの気持ちが、抑えられるはずもない。





イツキは
欲しい答えを得るためには、身体を差し出すことも構わない。
このセックスが、イツキにとっては
ただの、ミツオの誠意への礼なのだと、

ミツオが気付いていれば、この二人の関係は、もう少し深くなるのかも知れない。








「………イツキちゃん?」
「…帰るね、ミツオさん」
「…夜中だよ?……朝になったら、送って行くよ?」
「…ううん。帰る。…ありがと」


抱き合って眠っていたはずのイツキがベッドから抜け出し、いつの間にか服を着替え、そう言う。
ミツオは慌てて引き止めようとするのだけど、まだ裸の自分は、後を追いかける事も出来ない。


「…イツキちゃん、…また、おいで?……何でも、話、聞くよ?」
「…うん」



そう言ってイツキはニコリと笑って、ミツオの部屋を出て行くのだった。





posted by 白黒ぼたん at 23:00 | TrackBack(0) | 日記
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