2017年02月01日

夜の帳






地下にあるバーで、黒川は酒を飲んでいた。
知り合いの店という事もあり、黒川も若干、飲み過ぎていたのかもしれない。
隣に座るイツキはまだ大っぴらに飲む事が出来ないのだけど、それでも色の綺麗なカクテルを貰い、ちびちびと口を付ける。
カウンターの背の高いスツールに肩を寄せて並ぶ二人は、どこから見ても、恋人同士のようだった。


会計を済ませ店を出ようとする黒川に、店主がタクシーを呼ぶと言うのだが、
事務所まではそう遠くないからと、それを断る。
それでも、酩酊状態、とまでは行かなくても、歩き方が多少覚束ない様子。
地上へ上がる階段の途中で転ばれては大変と、イツキは、黒川を支える様にぴったりと寄り添う。


イツキの世話女房ぶりに、黒川は小さな声で「…馬鹿が」と言って、笑う。





よろけたついでのように、黒川はイツキを壁に押し付け、
唇を重ねる。


そして、この後はどうしたいか、などと
わざとらしく、イツキに尋ねるのだった。









ちょっと身の回りがバタバタしておりまして
更新、お休みがちです。すみません。
posted by 白黒ぼたん at 23:41 | TrackBack(0) | 日記
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