2017年02月10日

ガールズトーク・2






「…あたしは高校中退。地元のカレとアレコレあって、家で揉めちゃって、出て来ちゃったの。でも、学校は行っておけば良かったなーって、今では思うよ。
イツキくんもさ、行けるなら行った方がいいよ。卒業した方がいいよ」

「…うん…」



とある街中のカフェで、イツキはカヨと会っていた。
カヨは、以前、黒川と訪れたクラブのホステスで、何となくイツキとは気が合い、たまにメールをしたりお茶をする仲になっていた。
オープンテラスの店で、二人、フルーツとクリームが山盛りになったパンケーキを突く姿は……

デートというよりはむしろ、女子会という方が近い感じだった。



「黒川さまだって、別に、文句は言わないんでしょ? イツキくんがガッコー行ってる事」
「言わないけどさ。…でも、どうでもいいって思ってるんだよ、多分。気が向いたらいつだって、辞めさせられちゃう…」
「ふぅん。黒川さまって、ソクバッキーね。結構、面倒臭いかもー」



カヨの言葉にイツキは声を上げて笑い、カヨも一緒に笑い出す。


それから話はカヨの、今一番新しいカレシの自慢話になり、イツキも負けじと、ミツオの話などをしてみる。
そしてまた二人できゃあきゃあと笑い合う。

こんな、どうでも良い時間が、
たまには、イツキには、必要だった。





posted by 白黒ぼたん at 22:04 | TrackBack(0) | 日記
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