2017年02月25日

馬鹿な子・8






加瀬の手はねちねちと絡みつくような動きをして、いやらしい。
ベッドの横にイツキを立たせると、わざと舌を出し、顔中を舐める。
シャツのボタンを途中まで外し、指を差し入れ、乳首を執拗に捏ね回す。
イツキが湿った息を吐き、顔を背けると、逆に嬉しそうに、腰を摺り寄せて来る。


それでもイツキは「嫌」と言うことも、突き飛ばして逃げ出すこともしない。
諦めてしまったのか、どんな抵抗も無駄だと、今までの経験上、解っているのか。


「…今日は随分と静かだねぇ…。……何か、企んでいるのかな?」
「……せんせ。……明かり、……消そうよ…」


室内は天井の照明は落とされているものの、あちこちにスタンドの淡い灯りがつき、表情や仕草を眺めるのには十分だった。

どうせ、始まれば、乱れてしまう。

少しでも、そんな自分を隠したい…見られなくない…と、いまさら恥じらいを感じたところで、何の足しにもならないけれど。



「……ふぅん?…可愛い事、言うね。…じゃあ、
自分で、服、全部脱いでみようか? ズボンも、パンツも、全部。
裸で、ベッドに上がって、お尻突き出して、誘ってごらん?
上手に出来たら、明かり、全部消してあげるよ」



イツキの恥じらいなど、加瀬にはただの余興に過ぎなかった。




posted by 白黒ぼたん at 21:57 | TrackBack(0) | 日記
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