2017年05月19日

足首






どんなに抗ってみても、どうにもならない時もある。
自分よりも身体が大きく力も強い男達、数名に囲まれてしまえば、イツキなぞ赤子同然。
ベッドに押し倒され、服を剥ぎ取られ、「嫌」と叫んで逃げてみても、無駄な足掻きで
足首を掴まれ、引き寄せられる。
おまけに、うつ伏せのまま足を開き、その両足首を左右のベッドのフレームに括られては、身体を起こして相手を睨むことさえ出来ない。


ずるり、と尻の間に、粘ついた液体の冷たい感触が走る。
潤滑のためのジェルを塗りたくる男の手は、何度もそこを往復し、時折、指が中にまで入る。
無駄な会話も無い。本当にそれだけが目的のようで。
背中で聞こえる男の荒い息遣いと、その向こうにいるだろう、順番を待つ男達の気配に、イツキは泣きそうになる。


「……待って、待って…。俺、いい子に…するから…、ちゃんと、するから…、こんなの、…いや……」


背中を反らせて、どうにか…、ほんの少しでも楽な体勢になりたくて…、男に懇願するのだけど。
男は、イツキの背中をベッドに押し付け、動きを封じ、さらに耳元で
「…嫌なら、拒んでみろよ。……無理だろうけどよ」
と言って、何の断りもなく、イツキの中に押し入ってくるのだった。









イツキが目を覚ました時には、もうそこに、男たちの姿は無かった。
途中で片方だけ、足首の枷が外されたのは、男たちが違う楽しみ方をしたいだけだった。
もう片方は、最後まで繋がれたまま。



イツキは身体を起こして、残された、足首に巻かれた細いロープを解いた。




posted by 白黒ぼたん at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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