2017年07月03日







真夜中に目が覚めてしまい、イツキはベッドから抜け出して、キッチンへ向かう。
水道の水を一杯汲み、立ったまま一気に飲み干してみるが、喉はまだ張り付き、痛い。
汗を掻いたのか、シャツの首元が濡れている。

嫌な夢を見たのだろう、どうにも気分が落ち着かなかった。





事務所で乱暴される女性を見て、味の無い焼肉屋に行き、
何事もなかったように二人の部屋に戻り、セックスをした。

あまり気乗りがしないのは、少し酒に酔って、眠たいから…という事にした。

勿論黒川はそんな事にはお構いなく、イツキの身体を開き、こじ開け、捻じ込む。
逃げる訳ではないけど何かに捕まりたくて、手を伸ばしてシーツを手繰り寄せる。


黒川は、そのイツキの手に、自分の手を重ね、指を絡める。

黒川の手はイツキよりも大きく、押さえつけられてしまえば、自由に動くことも出来ない。

うつ伏せのまま、そのまま後ろから貫かれていると、まるでピンに留められた昆虫採集の虫になった気がする。


こうしていると、昔、自分が事務所で犯されていた時と、状況はあまり変わっていない気がする。






水をもう一杯飲んで、溜息を付いて、イツキは寝室に戻る。

ベッドに上がると、多分、本当に眠っているだろう黒川が腕を動かし

イツキの眠る場所を、空けてやるのだった。





posted by 白黒ぼたん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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