2017年11月04日

西崎、最低・4







今の、イツキと黒川の状況が、西崎にどう伝わっているのかは知らないが…
ともかく、黒川と距離を置いていると。恋人同士にも似た親密な関係は、解消されそうだと…そう、思われているようだ。


そうなったら、どうするのか。


イツキが、黒川の干渉を受けないのであれば、自分が囲ってしまっても良い。
自分専用にしても良いし、売りに出しても、良いだろう。
そしておそらく、そう考えるのは、西崎に限った事ではないのだろう。

黒川の庇護がなければ、自分がこの世界でどのように扱われるか、イツキは…
うっかり、忘れかけていた。






大人の男の手が容赦なく、イツキの頬を往復する。
耳の上らへんに当たったのか脳が揺れ、意識すら、飛びそうになる。
抵抗する力が抜けた瞬間に、西崎はまた体勢を変え、イツキの足元に回り、両脚を持って抱える。

結局、どう足掻いたところで、犯されてしまうのだと、
イツキは唇を噛み、目をぎゅっと閉じる。そうやって半ば諦めた時、……ふいに、西崎の動きが止まった。







「…いや、あの、……これは…」

「………どいつもこいつも。……発情期のサルかよ」





狼狽して言い訳をする西崎と、男の声。

イツキが薄く目を開けそちらを見ると、寝室のドアの前に、黒川が立っていた。






posted by 白黒ぼたん at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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