2017年11月09日

静かな部屋で・5







切れ切れの会話のどの箇所から、事が始まったのか。
気が付いた時には絡まって、もう、解けなくなってしまっていた。

イツキの胸の突起に触れる黒川の手はいつもより優しい。
それがまた、もどかしくて
思わず、腰を反らせてしまい、慌てて引っ込め、脚をもじもじと揺すってみる。




「……マサヤは、……勝手すぎ。……俺だって、嫌なときは、嫌…なんだから……」
「……そうだな」
「…たまには、俺の意見も…、……聞くべきだよ…」
「だから、今、聞いているだろう? ………小野寺との仕事は、………悪かったな。……奴は…、抑えきれなくてな…、色々と、面倒で……」



黒川は手に潤滑剤をたっぷりと乗せ、イツキの入り口を、解す。
先刻、西崎に弄られていた穴は、痛みも無く簡単に、黒川の指を受け入れる。
…同時に、中心のものをぺろりと舐められては、…イツキも、まともに話す事が出来なくなる。


それでも、まだ黒川を許す気にはなれない。
いつもいつもこうやって流されてしまって、結局、何も変えれずに、同じ痛みを繰り返してしまうのだ。




「……俺が、マサヤのもの、とか…、そんなの、……ない……」
「悪かった。……お前が言う事を聞いてくれるのに、…甘えていたな」
「…ズルイ、マサヤ。……今、そんなコト言われたら、俺…、また…、騙される……」



舌と指先で執拗に愛撫され、イツキはどうしようもなく、昂っていく。
黒川の言葉が全て真実で、誠意のこもったものだとは、到底思えないが…



「いい加減、俺を許せよ。………これでも、一応、……愛しているんだからな」



例え嘘でも、そんな言葉を吐かれてしまっては、もう、何の強情も張ってはいられなかった。








posted by 白黒ぼたん at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
言いましたーーーー
はいっ! 初めてですよねーー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
もう 嘘でも なんでも 初めて発した言葉だから、許してあげよぅかしらw
Posted by 茶々 at 2017年11月10日 06:45
はい。許してあげてください。
この男にしては、上出来ですw
Posted by ぼたん at 2017年11月12日 10:11
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