2018年02月09日

公認デート・3







「……どうした?」
「…………ん…」
「何?…何か心配ゴト?……言っちゃえ、言っちゃえ」
「……うん…」



イツキの杞憂に気付いた佐野は、悩みを聞き出そうと、酒を注ぎながら促す。
……本当は「……もっと静かなトコロで話そうぜ?」と誘いたくて、話の糸口を探る。


イツキは溢れるほどになみなみ注がれたグラスに、キスをするように口を付ける。




「…俺さ。…身体の相性は…、…マサヤが一番……」
「………あ、そう……」




秒速で佐野を振ったことに、イツキは気付くこともなく。
もう一度グラスに口を付けると、今度は、何かキッカケを作る様に一気に全部飲み干した。

少し、驚く佐野を他所に、イツキは空のグラスをカタンとテーブルに置く。






「………マサヤが一番なのは変わらないんだけどさ。………この間のは、ちょっと、ヤバかった。……感じた…訳じゃないけど…、…無いけど、ちょっと……感じちゃった」

「え、この間のって…、レイプされたって奴?」

「…うん。…捕まって、目隠しされて、ヤられただけだけど…、……なんか、すごく……、良くて、……俺…、なんか…、フワっとした……」

「お前、ヤってる時はまあまあ、いつでもフワっとしてるぜ?」

「いつものレイプとは違うんだってば!……もっと凄い、良かったの!」




思わず、大きな声が出てしまい、イツキは慌てて手で口を塞ぐ。




posted by 白黒ぼたん at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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