2018年02月13日

公認デート・6







「……俺とだって、…すげー気持ちイイやつ、出来ると思うぜ?
…だって、俺、お前のこと、全部知ってるもん。
お前が気持ちイイとこ、全部。お前が、……おかしくなっちゃうトコも…」


どうにかイツキをお持ち帰りしたい佐野は、アレコレ言葉を並べ、落としに掛かる。
重ねていたイツキの手を握り、持ち上げ、自分の口元まで引き寄せると、イツキの指先をぺろりと舐める。



「……やだ、佐野っち。……くすぐったい…」
「…な、イツキ。……試してみようぜ?………すげーの…」
「……ホントに?……すごいの?」
「…ああ」



甘い声で囁きながら、佐野はイツキの指を根元まで咥える。

……それはまるで、別のモノを舐めているように……吸い上げ、べろりと舌を這わせる。

イツキは目をとろんとさせ、恥ずかしそうに佐野を見る。
佐野は確信したように、ニヤリと笑う。




「……な?」
「……………わかった」



イツキは小さく応え、こくんと頭を縦に振る。
佐野は思わずヨシ、と拳を握りそうになる。



けれど次の瞬間、イツキの言葉に耳を疑う。




「……いいか、どうか、マサヤに聞いてみるから、待ってて」


そう言いながら、イツキはすでにポケットからケータイを出し、
佐野が止める間もなく、黒川に、電話を掛けてしまうのだった。





posted by 白黒ぼたん at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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