2018年04月25日

別の世界








それでもどうにかして、状況を冷静に観察しようとは思ったのだ。
…男達のグループはおそらく…、5,6人。実際に手を出しているのはハンチング帽を被ったガラの悪い中年、それともう一人…。
あとは見張りと目隠しと言った感じ。……一様に怖い風体。多分、その筋の男。

顔はよく見えないけれど、知っている感じではない。でも、向こうは、自分の事を知っているのだろう。
一瞬目が合うと、ニヤリと笑われた。


それは、何度も見た、自分が犯される時の、相手の男の目だった。




すでに数分経ち、駅も二つ三つは停車している。
電車が止まり、乗り降りする人の流れはあるものの、イツキの周りは何も変わらない。
この行為は終わるのか、このまま電車の中で…恥ずかしい事になるのか、どうなのか…、次の停車駅を告げるアナウンスを聞きながら、イツキは思う。




自分だけ、世界が違う。
ついさっきまで、普通の学校帰りの高校生だったのに、どうして今、こうなのだろう。






「………んっ、………ぁ…」



前への刺激が良くて、うっかり流されかけていた。
あと少しで、達してしまうところだった。
それを解っているのか、別の意図があるのか、手は寸でのところで動きを止め
今度は、後ろへと回る。

まだジェルが残る濡れた指で、つぷつぷと、入り口を探る。





posted by 白黒ぼたん at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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