2018年05月01日

ようやく登場








「……終わった…?」



ホームのベンチに座り、イツキは両腕を抱え、カタカタと小さく震える。
突然に始まり、突然、放り出されてしまい…、まだ、自分に何が起きたのか、はっきり解っていないようだった。

駅は、本来下りるはずの駅より、3,4つ行き過ぎたところ。
ホームは忙しく人で溢れていたが、逆にそれで皆、イツキを気にする事もない。
イツキは慎重に辺りを伺い、呼吸を整え、どうにか、気を落ち着かせる。
こんな事はよくある事だと、事故に遭ったようなものだと、自分自身に言い聞かせる。





とにかく、場所を移動しようと、イツキはベンチから腰を上げようとして…

すぐに、座り直す。



「…………や」



小さく呟いて、また、うずくまってしまった。




ズボンも下着も、ジェルやら何かの液体で濡れていたが、身体を動かすとさらに、中から、何かが垂れた。
そして、そのわずかな感触だけでも、身体の奥が疼いた。

一度も、イかされていないのは知っていたけれど、限界のギリギリの所で止められて…、身体はまだ、その状態のまま、次が…欲しいまま。
イツキはまた両腕を抱え、丸くなり、自分の身体がまだ事の途中なのだと、気付いた。








「………大丈夫?」



そう、イツキに声を掛ける男がいた。

それは、おそらく、先日の…イツキを拉致して乱暴した一味の首謀者。
池袋の、笠原、と呼ばれている男だった。







ようやく登場。
そして、連休へ……笑
posted by 白黒ぼたん at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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