2018年05月08日








イツキは


電車内で、酷い痴漢に遭っていた。
おそらくは計画的。その道のプロの仕業。
理由も何も解らないけれど、とにかく、身体を極限まで昂られ…
…そのまま、放り出されてしまった。


続きが、欲しくないと言えば、嘘になる。


あちこちを濡らし、少しでも動けばその刺激で達してしまいそうな程、身体の疼きを抱え、……戸惑い、うずくまる所に、
一人の男が近寄り、声を掛けて来た。



「……大丈夫?」



あからさまに様子のおかしいイツキを、見るに見兼ねて、だろうか。
とりあえずイツキは手を挙げ、大丈夫ですから…と言う風にひらひらとさせて見せるが、

妙に、男は、引き下がらない。





それどころか、さらにイツキに近寄り

ただでさえ敏感になっているイツキの、肩に手をやり、身を屈める。







「………キミ、さ。……イタズラされてたでしょ?…電車で…」





そう、耳元で囁かれ、イツキはドキリとして、弾かれたように顔を上げる。
すぐ、真正面にある、男に、イツキは見覚えがあった。


池袋の、笠原。




そして同時に、これらの出来事すべてが、仕組まれた罠であることに気付いた。







posted by 白黒ぼたん at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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