2018年05月09日

小芝居








イツキは動揺していた。
多分、この小芝居はすべて、この男の仕業なのだろうと……思ってはいたが
そもそも、先日のレイプ犯が、この男なのだという確証は無い。


何をどう、拒み、どんな言葉で責めるのが適切なのか、まだ何も、考えつかない。
まして、力の入らない、震えた身体。
股間を濡らしたジェルは、催淫作用もあるのか、


疼きは収まるどころか、焦れ焦れとイツキの身体を犯す。





「………い…え、……おれ、……大丈夫…ですから……」
「……ああ、こんなに服も汚されて…、……ふふ、酷いね…」



男の親切をやんわりと断ってみるものの、聞く耳は持たず。
男は、ハンカチでイツキのズボンを拭う素振りをする。
太ももを摩り、その中心を摩り…、何度も往復し、水気を拭き取るためにか、力を入れ、布地を摘まむ。

その下には、すっかり反応し勃ちあがったままの、イツキ自身があるというのに。



「……………や……、め………」
「…イタズラされて、感じちゃったかな。……仕方ないよね、若いもんね」
「……触ら……ないで…………」


今にも泣き出しそうな顔。か細い声を振り絞り、どうにか、男の手に自分の手を重ね、その動きを止めようとする。


「………あ、あなた、………俺のこと、知ってて、………こんなこと、してる…の?」




イツキは顔を上げ、キっと男を睨み付け、精一杯の虚勢を張る。

その顔が、気に入ったのか、男はさらに、ふふと笑う。








posted by 白黒ぼたん at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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