2018年07月01日

ヤバイツキ








「……ああ、もう、ヤバイヤバイ…。……このチョコのやつ、止まんない……」
「…ふぅん?」
「梶原、食べた?……食べてみる?」



そう言ってイツキは自分のケーキをフォークに乗せ、梶原の口元に寄せる。
食べさせて貰う事に特に意識をしなかった梶原は、普通に、食べてしまうのだけど
………食べ終わってから、それが酷くハズカシイ事に気が付いた。



「ね?……美味しいでしょ?」
「あ…、ああ、……うん…」


ニコリと笑うイツキを直視できなくて、梶原は視線を逸らす。







前から知っていたけれど、イツキは、自分が色気を振りまいている事に無頓着だ。
梶原を、そういう対象ではないと思っているはずなのに、無意識に誘う仕草をし、惑わせる。

『次は何にしようかな…』と他所を向きながら、指に付いたチョコをぺろりと舐めてみたり、
挙句、『……梶原、ほっぺに……』などと言って、梶原の頬に付いたクリームを、指で拭ってみせたりする。







「………お前ってさ…、……ヤバイと思うよ…」
「ええ、やっぱり食べ過ぎ?…俺?」
「…ああ。…まあ、そう。………ヤバ過ぎ…」





そう言う梶原に、イツキはくすくすと笑って、自分の唇をぺろりと舐めてみせるのだった。











本当、タチの悪い子だわーw
posted by 白黒ぼたん at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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