2018年08月03日

週末熱海夜話・4








上品なインテリアの広い客室。
ツインベッドとゲストベッド。ソファに冷蔵庫に、ウェルカムドリンク。
今日のテレビ欄が載ったホテルの案内をパラパラとやって
一通り、あれこれ、大騒ぎする。


「…イツキ、メシって何時?」
「早い時間にした。18時。…俺、19時から出掛けるから…」
「じゃあ、その前にプール行こうぜ。水着、持って来ただろう?」
「……来たけど……、………あんまり………」


ホテルには温泉を利用したプールがあり、最初から、そこで遊ぼうと話しをしていたけれど…
…当然、イツキは乗り気ではなく、返事を詰まらせる。
…素肌を見せることは…、どうも、……やはり…。

梶原と大野はすでにカバンを広げ、水着を取り出し、あらかじめ部屋から着て行ってしまおうと、ズボンを脱ぎ始めている。



「……俺、……やっぱ、プールは……」
「イツキ。気にし過ぎ。どうせ後で、風呂だって入るだろ? 一緒じゃんか」
「……んー……」
「女子かよ!……覚悟、決めろ!」



笑って、梶原はそう言って、勢い、自分のシャツを脱ぐ。
実を言えば梶原とて、妙に気恥ずかしかったりするのだが…、それを言ってはキリがない。わざと明るく振る舞う。
その様子に、イツキも決心したのか
大真面目な顔で、口を真一文字に結んだまま、こくんと一つ、頷く。









そして、イツキの水着姿は


大方の予想通り、むしろ、裸よりも…目のやり場に困るものだった。



posted by 白黒ぼたん at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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