2018年10月30日

薄明り







笠原は手を伸ばし、イツキの頬に触れる。
イツキは、いつの間にかもう始まっていたのか、びくりと震え、潤んだ目を笠原に向ける。



「……困ればいい」



今度は簡単に離れられないように、笠原は強くイツキを引き、そのまま二人、ベッドに横になる。
顎を掴み顔を向けさせ、唇を合わせる。
イツキは短く「…あ」と息を吐いて、腕を笠原の首の後ろに回す。
背中のシャツを掴む。笠原が片手で自分のシャツのボタンを外すと、イツキはそれを後ろに引っ張って脱ぐのを手伝う。
イツキのガウンは、もう、身体を捩らせている間に、胸まですっかり肌蹴てしまっていた。


「………んっ……」


笠原がイツキの胸に手をやり、小さな突起に触れる。そこはすでにピンと張り、爪の先で引っ掻かれると痛いほど。
イツキの反応に気を良くした笠原は、さらに乳首を摘まみ、コリコリと擦り合わせる。


「……おれ、…そこ、……だめ……」
「…ふぅん」



お互いあちこち触りながら、残っていた衣服もすっかり脱いでしまう。
部屋の中は薄明り。イツキは







笠原の裸を見るのは、初めてだった。
正面からは見えないのだが、背中には、鮮やかな色彩の不動明王が彫られていた。





「………笠原さんって…」
「…なに?」




『ヤクザみたい』と言いかけて、止めて、
イツキはふふ、と小さく笑った。




posted by 白黒ぼたん at 23:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
あれ?笹原さん格好いいきがしてきた(笑)
Posted by みん at 2018年10月31日 08:53
モデルがあの人ですからw
イツキもほだされちゃう〜?
Posted by ぼたん at 2018年11月01日 23:16
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