2018年12月20日

一波乱・1








夜は部屋にイツキ一人だった。
黒川は仕事らしい。
イツキはきちんと夕食を取り、酒も控え、明日最後になる制服にアイロンを掛け
寝室に入った。

別に、特別な事は、何も無いと思うのだけど
それでも少し、落ち着かない感じがして、眠りにつくまで時間が掛かった。




真夜中を過ぎたあたり、物音で目が覚める。

傍らのケータイを見ると、直前に、黒川からの着信があったようだ。
イツキはベッドから起き上がり、半分寝ぼけた頭で、どうしたものかと様子を伺う。

ふいに来客を告げるベルが鳴る。こんな真夜中に、何度も、鳴る。
……ああ。黒川が鍵を忘れたのかも知れない…、と、イツキはリビングのインターホンの前に行く。



モニターに映っていたのは、





血だらけの黒川と、それを支える様に抱く、見知らぬ男だった。







posted by 白黒ぼたん at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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