2019年06月04日
天然温泉・スーパー湯〜らんど・極楽
駅から少し離れた場所にポツンと立つスーパー銭湯。
一応、天然温泉が湧いているらしい。
数種類のお楽しみ湯処、サウナに岩盤浴。アカスリ足揉みデトックス。
館内着でくつろぐ大食堂。
「…えっ、休憩スペースもあるの?24時間営業なの?」
「ねー。すごいよねー、ここ。明日は日曜日だし、のんびりできるねー」
前々からの約束で、イツキはミカと二人で、風呂に来ていた。
土曜日の夕方とあって多くの客で賑わっていたが、場所自体が広いため、そう混雑している風でもない。
ミカは何度か利用した事があり、知った顔で館内の説明をする。
「はい、リストバンド。ここ、ピってすると、全部お会計出来るからね。二階に普通のお風呂があって、館内着に着替えて下に降りると、岩盤浴と食堂があって……」
「岩盤浴は、男女、別れてないの?」
「そうよ。一緒。じゃあ30分後に待ち合わせね。ロウリュウが始まるからね」
「…え?…ロウ…、え?」
勝手が解らずキョトンとするイツキに、ミカは笑って、じゃあねと手を振って女湯に向かってしまった。
イツキは、解らないなりに、とりあえず身体だけ流しておこうと男湯に向かう。
人前で裸になる公衆浴場は苦手だったが、温泉や広い湯船は好きだった。
こういった場所は何度か利用した事もあり、みな、自分が思っている程、他人の裸を見ていない……ような気もした。
恥ずかしがるから、逆に、恥ずかしくなるのだ。…と、以前、梶原に言われた事がある。
「………ま、……お風呂だし。………みんな、ハダカだし…」
イツキはタオルで、生っちろい身体の腰だけ隠し、洗い場の隅でささっと身体を洗い、気泡だらけで中が見えないジェットバスに浸かり
久々の、足が伸ばせる湯船に、リラックスしたようにふうと溜息を付いた。
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極楽(≧∇≦)
いっちゃん、旅館の露天風呂とかは入った事あるけど、(高級な)こういう公衆的なわちゃわちゃした所はないですもんね
いいぞ!何事も経験だ!
その生っ白い体を晒すのよ〜
なんか、もう、こっちが恥ずかしくなるわ!