2019年08月02日
手順
黒川の腰の上に跨ったイツキは、まず最初の挨拶にと、身を屈め軽いキスをする。
それから、頬、耳たぶ、首筋と順番に辿り、胸の突起の上では念入りに舌を這わせる。
その仕草はまるで、子猫がミルクを舐めているようだと、黒川は思う。
行為に慣れていないワケでも経験不足でもあるまいし、未だにどうにも、たどたどしいのは……実は、フリなのではないかとすら、思う。
実際、くすぐったくて、もどかしい。
待ちきれず、自分の手が出てしまいそうになる。
しばらくそうした後は、また、つつ、と舌を滑らせ、……その下へ。
イツキは、確かめる様に黒川の割れた腹筋に手をやり、それに沿って、舌を這わせる。
ヘソまわりをくるりと舐めると、黒川が少し、身体を揺らす。
イツキはそれを見て、嬉しそうに微笑む。
「……いいから。……早くしろよ」
「……はぁい」
すでに雄の形になっているそれに、唇を寄せる。
つい先刻まで、イツキの中に押し入っていたものだが、イツキは躊躇なく口に収める。
舌を絡め、柔らかく噛み、喉の奥で締め付け、緩める。
……昔から仕込んで来ただけあって、……こちらは、上手い。よほど警戒していないと、あっという間に持って行かれる。
黒川も然り。
イツキの頭に手をやり、指に髪を絡め、押し付けようか、引き剥がそうか…迷う。
それでも、その頃合も、イツキは知っているのだ。
わざとらしく舌を出し、唾液を垂らし、名残惜しそうにモノを一舐めしてから顔を上げる。
そして目を見合わせ、ニコリと笑って見せる。
イツキは腰を浮かせると、布団の横に放り投げていた…クリームを手に取り、自分の入り口に塗り付ける。
そんなものを塗らずとも、まだ濡れたままの箇所。ほぐさなくとも、程よく緩んだ穴。
ベタつく指で黒川のモノを支え、丁度良い位置を探り、先端を入り口に押し当てる。
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張り切ってますよー
ハッスル!ハッスル!