2019年08月04日
作戦
入り口の位置さえ合わせてしまえば、後は腰を落とすだけ。
自身の重みで、ゆっくりと黒川を飲み込んで行く。
イツキは片方の手を床に置き身体を支え、もう片方の手は黒川の腹の上に置いていたが
ふいに、黒川がその手を取り、指を絡める。その拍子にバランスを崩し、一気にモノは根元まで…入る。
「………んっ……」
解ってはいたが、やはり、その質量にイツキは息を飲む。
痛みというより圧迫感。強烈な違和感。押し出してしまいたいのに、内側の粘膜がどろりとまとわりつく。
やがてその感覚の底から、染みが広がる様に快楽が滲む。
眉間にシワを寄せ、唇を噛む。身体中が、黒川に、なる。
その数秒の間を黒川は楽しんでいるようだった。
空いている方の手を伸ばし、イツキの顔に触れる。
親指の腹で唇をなぞり、口をこじ開け、歯列を割り、口中を犯す。
イツキは親指に舌を絡めながらも、嫌そうに顔を背ける。
「……どうした、ほら?…イツキ」
「…………だめ、………うごけない」
黒川が少し、腰を突き上げる。
イツキはさらに困った顔をして、口から唾液を垂らす。
「………おれ、………これだけで、……いっちゃう…」
「…はぁ?……まだ何もしてないだろう?」
「…だって、俺、まだ…さっきのが残ってる……」
そう言ってイツキは、もう一ミリだって動かしては終わってしまうと
目に涙を浮かべ、首を横に振る。
結局、また黒川が、激しく動く羽目にあう。
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黒川、いっちゃんの可愛さにもうメロメロですか?
もう、メロメロパンチですw
でもあの男、…自覚無いんだろうなぁ…