2019年08月25日

お食事処・6







席に戻った黒川はイツキを見て、その向かいに座る男を見て、少し不機嫌そうに…、それとも呆れてか、馬鹿にしたようにか…、ふんと大きく鼻息を鳴らす。


「………マサヤ…」
「…毎度毎度、よくトラブルを起こす……」


黒川は小さく呟き、イツキの隣りに座る。イツキは庇護を求める様に、黒川に身体を寄せる。



「………で?………どちらさん?」
「ハハ。邪魔して悪いね。いや、ね。その兄ちゃんと話がしたくてね」
「…聞いたぜ。…風呂場で盛るなよ。…猿かよ」
「兄ちゃんがエロい身体してるからだろ?男のパイパン、久しぶりに見たぜ。ケツも緩くて…入れ頃だったぜ?…」




お互い、相手が何者なのかと様子を伺う。
男は黒川よりも若干歳が若いようだが、まだ、自分の方が強いと思っていた。
「イツキ」の「ボス」という事は…店の経営者か、ウリなどを斡旋する元締め、……同業者か。とにかく一般人ではないのだろう。
どう持ち込めば、イツキとヤれるのか。刺青を見せて凄めば済むほど、簡単な相手では無さそうだ。


「イツキ」


黒川と男の会話をハラハラしながら聞いていたイツキに、急に黒川が水を向ける。


「……えっ、…はい」
「メシ、取って来い。向こうに出来てた」

「あ、兄ちゃん、俺のビールも貰って来てよ。呼び出し、鳴ったわ」

「……ええ…え、はい……」



そう言われ、イツキは一旦、席を離れる。

残るは、強面、二人。






posted by 白黒ぼたん at 01:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
お互い様子を見あってますね
どうなるかな
血みどろにはならないと思いますが、黒川さん、しばらくしたらキレそう
ドキドキ
Posted by はるりん at 2019年08月25日 15:59
血みどろ展開も良かったですね〜

喧嘩は止めて〜♪って
Posted by ぼたん at 2019年08月27日 23:10
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