2019年10月14日
足りないイツキ
夜中に目が覚めて、あとは、眠れなくなってしまった。
何度寝返りを打っても、場所が決まらない。
身体が熱い。
ふいに手が触れた…腰が、じりじりと疼く。
前でも後ろでも、今なら簡単に、イってしまいそうな気がする。
今までイツキは、それこそ過剰な程、欲にまみれた生活を送って来たわけで
それが、ぱたりと無くなれば、身体が飢えてしまうのも当然で。
したくなったからと言って、恋人でもない林田を、部屋に引き込むわけにも行かない。
だからと言って、見ず知らずの男を引っ掛けて来るわけにも行かない。
「……………ん……」
自分で自分を触ると、鼻から、甘ったるい息が抜ける。
一人の部屋に響く。待っていても、誰も、何もしてくれない。
こんな事なら
『仕事』を続けていた方が良かったかも知れない。
と、イツキは思った。
この記事へのコメント
いっちゃんの疼きを、黒川さん早く治めてあげて〜
Posted by はるりん at 2019年10月15日 08:22
黒川で足りるかな?笑
Posted by ぼたん at 2019年10月17日 22:14
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