2019年10月29日

ウワバミ







松田は男を抱いた事が無い、訳では無かったが
あえて、抱こうとも、思っていなかった。

イツキに関して言えば興味半分…、若干成り行きで、こうなってしまったのだが…
どうにも様子がオカシイ。調子が狂う。

自分がリードしている筈なのだが、気付けば、欲ごと丸呑みにされているような感覚だ。

もし、黒川がこの事を知れば笑って、『イツキはウワバミだからな』と言うだろう。






ホテルの備品の潤滑剤を塗り、正面からイツキを犯す。
抵抗も無くずるりと入り、丁度良く締め付けられる。
松田の下で仰向けに寝るイツキは口元に手の甲を当て、漏れる声を堪えている。
松田がその手を退けると、イツキは濡れた瞳で松田を見上げ、ん、ん…と喉を鳴らし……


中を、震わせる。


『………くっ…』


思わず声が出たのは松田の方だった。
良く言えば「女」の性器のよう。「男」でこんな感触を得るのは初めてだった。
一体どういう事なのかと、さらに奥に腰を進める。

顔を近づける。
イツキは脚を開き苦しい体勢なのだろうが、身体が柔らかいのか、このままキスも許せるようだ。

唇を重ねる。

また、中が締まる。



『……だめ、松田さん。……おれ、こんなんじゃ…、……すぐ…いっちゃう……』


松田の下でイツキはいやいやをするように顔を逸らし、そんな事を言う。






posted by 白黒ぼたん at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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