2020年01月09日

祭小話・4







慣れない都会で一日働きミカも林田もクタクタだったが……どこか気が昂り、落ち着かないカンジ。
その上、アルコールも入り、テンションは上がる一方。
酒の勢いのままミカは林田に抱き付き、「あたし、林田さん、好きなんですっ」と告白し、林田は、普通の女の子の可愛さに、普通の男子の生理現象を起こし…

そのまま一夜を共にしてしまう。

朝は若干寝坊し、お互いの状況を再確認しないまま、慌てて二日目のフェスタへ出かけて行った。

ミカは、……酒の力を借りたものの、…ようやく思いが通じ合ったと…喜び、
林田は、……意外と節操のない自分の下半身を反省し、…自分は本当は誰が一番好きなのかと…、今更ながら考えていた。











事務所での仕事を終わらせ、黒川は一人で外に出る。
今日の一ノ宮は少し煩かった。もう少しイツキの心配をした方が良い、だの、大切にしたいのならそれなりの扱いをしろ、だの。

「クソ。十分だろう、お釣りが出る。……第一、連絡を寄越さないのはアイツの方だ。……知るかよ……」

悪態を付き、鼻息を鳴らし、一応ケータイを確認し、もう一度、深く息を付く。


黒川はイツキを心配していない、訳では、ないのだ。






posted by 白黒ぼたん at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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