2021年01月22日

少し







少し
人肌恋しい夜がある。

今の生活に不満がある訳じゃない。
以前の、「仕事」ばかりの、酷いセックスばかりの日々に
戻りたい訳じゃない。

寒い夜は、人肌が恋しい。
ついでに……カラダの奥が熱く爛れるようなセックスがしたい、なんて
…思うのは、まあ、……そんな年頃のせいという事にしておく。



「……………あ」



うっかり。
本当に、うっかり。そんなモードに入る。

ハーバルの仕事の帰り、繁華街の賑わいを通り過ぎる時とか
まだ混み合っている電車に乗り、隣の男と、肩が当たった時とか。

見上げて、視線を絡めて、そのままどこかに誘われて…なんて
期待はしないけど、そうなったら…どうしよう…なんて、無駄な事を考える。
考えて、勝手にその気になって、余計にカラダを熱くする。馬鹿。

知っているけど


それは、もう


染み付いた、習性のようなものだと思う。







何事も、問題を起こさず、……マンションの部屋に帰る。

すぐに風呂場に行き、熱いシャワーで、諸々流す。


この気持ちをマサヤに、気付かれる、前に。





posted by 白黒ぼたん at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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