2021年03月01日
壊れかけのイツキ
「……いいのかな?、イツキちゃん」
「……じゃあ、止めます?」
「いやいやいや…」
用意していたホテルの部屋に、意外にすんなり、イツキが入ってきて
逆に、松田は、驚く。
黒川との話では、食事だけ。後は交渉次第という事で
まあ、無理強いはせず普通に口説いた程度だったが
グラスのワインを飲み干して、イツキは縦にこくんと頭を振る。
少し様子が変だな、という感触はあった。
取立てて好きでもない相手とメシなのだ、こんな物なのかとも。
ニコニコ愛想を振り撒く訳でもなし。
それでも、黙って、上着を脱ぎシャツのボタンを2、3外して
ベッドの縁に腰掛ける。
こんな風では
まるで酷く自分が悪者になった気がすると、松田は思い。
それも一興と
ありがたくイツキを頂く事にする。
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憧れのイツキをものにするのですね〜
黒川と松田の間にどんな話しがあったのかな…
いっちゃんも当たり前に…笑
……黒川狙いだったのに!笑
まあ、頂けるものは
何でも、頂いておきましょう。