2021年03月01日

壊れかけのイツキ










「……いいのかな?、イツキちゃん」
「……じゃあ、止めます?」
「いやいやいや…」


用意していたホテルの部屋に、意外にすんなり、イツキが入ってきて
逆に、松田は、驚く。

黒川との話では、食事だけ。後は交渉次第という事で
まあ、無理強いはせず普通に口説いた程度だったが

グラスのワインを飲み干して、イツキは縦にこくんと頭を振る。









少し様子が変だな、という感触はあった。
取立てて好きでもない相手とメシなのだ、こんな物なのかとも。



ニコニコ愛想を振り撒く訳でもなし。
それでも、黙って、上着を脱ぎシャツのボタンを2、3外して
ベッドの縁に腰掛ける。

こんな風では
まるで酷く自分が悪者になった気がすると、松田は思い。







それも一興と
ありがたくイツキを頂く事にする。







posted by 白黒ぼたん at 22:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ついに松田さんまで!
憧れのイツキをものにするのですね〜
黒川と松田の間にどんな話しがあったのかな…
いっちゃんも当たり前に…笑
Posted by はるりん at 2021年03月02日 04:48
松田さんは…
……黒川狙いだったのに!笑

まあ、頂けるものは
何でも、頂いておきましょう。
Posted by ぼたん at 2021年03月04日 09:24
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