2021年04月13日

寝室にて








少しは話をする気はあったのだろうか。



服を半分脱ぎベッドに上がり「…最近マサヤ、忙しいね」と
言いかけた側から愛撫が始まる。
首筋から胸の上を掠める様に舐められ、飾り程度の乳首に歯を立てられると
それだけで、頭が痺れてくる。

「…少し、揉めていてな。……あちこち、顔を出さなきゃならん……」

そう言い、黒川が顔を上げる。イツキは「……んっ……ん…」と小さな声を洩らしている。
……ボリュームが上がるだろうかと、乳首を摘まみ、きゅっと捩じると
面白いように、イツキが跳ね、先ほどより大きな声で喘ぐ。


「……………あっ…ん」
「随分、……堪っている感じだな。どこぞで遊んで、抜いて来たんじゃないのか?」


冗談なのか本気なのか、イツキは一度黒川を見て、……でも応えるのも面倒臭くて、目を閉じる。
代りに、黒川の腰に手をやって、すす、と動かしてみる。


「……俺さ、……もう仕事、……辞めちゃおうかなぁ……」
「石鹸屋か?………あんなに張り切っていたのに、もう飽きたか」
「……そんなんじゃ……無いんだけどさ………」


イツキの手に、黒川のモノが当たって、イツキは指先をカリカリ動かしてみる。
そして徐に身体を起こすと、黒川と体勢を入れ替える。


「…イロイロ頑張るの、疲れちゃった。辞めて、元の生活に戻ろうかな……」
「そりゃあ、いい。酒とセックスの日々か?……ははは」

「そうだね」






さすがに黒川もイツキの言動に何か、違和感を感じたのだが……
イツキが黒川のモノを口に含み、やがて、自分から上に跨ろうとしたので



話は、当然、それで終わってしまった。







posted by 白黒ぼたん at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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