2021年06月11日
仕事熱心
酒も進んで来たせいか、平塚の手は大胆になってくる。
もとより、それを咎める者もいない。
痴漢や、羞恥プレイや、その類のような。
黒川までが、その観客の1人なのだ。
「……ま、だ…、ダメですってば。…平塚会長……」
「…ん?……何?…、良くなって来ちゃったかな?」
平塚はイツキのズボンの上から、股間を弄っていたのだが
…中が、膨らんで来ると、窮屈で可哀想だと…勝手にジッパーを下ろしてしまう。
それでも手は止まらずに、爪先で表面をカリカリと引っ掻き
だんだんと湿ってくる様子を、下品に笑う。
向かいの席の黒川からは、平塚の手元の動きは解らないが
だいたいの想像はつく。
イツキもイツキだ。息を荒げ、もじもじと身体を揺らし
『…ダメです』などと言ってみても、拒絶にもならない。
…結局、コレが好きなんだろうと、黒川は少しだけ鼻で笑う。
「……あっ……ん」
丁度良いところに当たったのか、思わずイツキの口から
本気の声が漏れてしまう。
黒川は顔を上げ、イツキを見る。
イツキは、本意では無くつい漏れた声に、慌てて口をつぐみ
平塚を見て、照れ臭そうに、はにかんで見せる。
そして、自分を見ている黒川に気づくと
何の表情も浮かべずに、静かに、視線を逸らせた。
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