2021年09月06日
西崎戦・6
黒川の言葉に、西崎は少しぽかんとして息を止める。
イツキが黒川の所有物であることは知っている。
でも、今の言葉は何か、意味が違う。
とりあえず曖昧に
「…は、…はあ」
と返事をする。
「…解ったのか?西崎。もう、イツキに口も手も出すなと言ってるんだぜ?」
「はいっ、勿論。…若いモン達にも言っておきます…」
「若い連中より、お前が一番、…遊んでいたんだろう?」
「えっ……いや…」
狼狽する西崎。
黒川はふふんと鼻で笑い、もう話は終わりとばかりデスクの書類に戻る。
側で聞いていたイツキは、
西崎同様、驚き、目を丸くして、少し慌てる。
最近の黒川は、自分に随分と優しくなった気はするが
それはまだ慣れず、どうにも、……尻の穴がむず痒くなる。
「…イツキ」
「……な…に?」
「お前ももう、あちこちで広げるなよ」
「…うん」
言う、黒川の言葉が、妙に穏やかで
逆に怖くなってしまう。
最終的には、西崎とイツキが目を合わせて
一体これはどういう風の吹き回しかと
お互い、静かに、首を振るのだった。
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おしりの穴がむず痒くなっちゃういっちゃん
www
西崎唖然ですね
西崎もいっちゃんも同じ気持ちwww
ヒヤヒヤしています、笑