2022年01月11日

素直な感想








「…絶対ヤバいと思うの。
前に、東京駅のイベントの時に見た時も思ったけど。
やっぱり、ヤバいと思うの」



その日の仕事上がり。ミカは同じフロアで働く友達のユウと
行きつけのイタリアンの店に来ていた。
お互い、酒好きのゴシップ好き。
フルボトルのワインを並べ、どっさりチーズの乗ったピザを切り分け
今日、見た、イツキの彼氏の話しで盛り上がる。



「あたしも見たわ。彼氏?ホントに?…保護者的な話ではなくて?」
「…んー。あんまりプライベートな事は話せないんだけど。でもー。そー。彼氏だってー!」



ユウは、以前にも、イツキと黒川が一緒にいるところを見掛けている。
なおかつ。その動向を見守っているという一ノ宮とも、密かに連絡を取り合っている。

ミカもユウも、なんとなく、イツキと黒川の事を知っているが
いざ目の前に、並ぶ2人を見てしまうと、妙に興奮してしまう。

あの、イツキと、あの男が、事実、交際し、そんなコトに及んでいるのかと想像するのは
一般的に考えれば、酷く、刺激的な事だった。




「…今さら男の子同士とか、あたし、気にしないけど。でも、あの彼氏さんは…
ヤバい系の人でしょ? それが仕事場まで来ちゃうってどうなの!」

「溺愛?…溺愛されてるの?それとも束縛されてるの?」

「それって紙一重よねー!」





きゃあ、とミカとユウは黄色い声をあげ

グラスのワインを飲み干した。






posted by 白黒ぼたん at 22:31 | TrackBack(0) | 日記
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