2022年03月09日

思惑・4










「……なんだ。…やる気満々かよ。…相変わらずだな…」


何も身に纏わずに正面から抱き締めてくるイツキに、黒川は少し驚き
それを気取られないように、いつものように茶化してみる。

手を、イツキの背に回すと、イツキは小さく跳ね腰を引く素振りをする。
微かに当たるイツキの中心は、すでに熱を帯びているようだ。



「…何も始めていないのにコレかよ。…お前は……」
「だって、マサヤ…」


黒川の言葉を遮ってイツキが動く。
強く黒川にもたれ掛り2人ベッドに寝転ぶ。
キスを仕掛けたのはイツキが先だったか。唇だけを重ねるくすぐったいキスを繰り返し
さらに奥へと思うとふいに離れ、黒川の首すじに顔を埋める。



「だってマサヤ。こんな風に誘われるの久しぶりで…、俺
そう思ったら、なんだか……我慢出来なくなっちゃって……」

「……ヤる事はいつもと同じだろうが…。仕事が無くなっても、淫乱ぶりは変わらんな…」

「…駄目?」




イツキは黒川に身体を擦り寄せ、脚を絡ませ
もう我慢が出来ないという風に迫ってみせる。

暗闇だし近過ぎだし、顔の表情は解らないが、解る。

自分の手を欲しがり、焦れている様子が、可愛くない筈もない。







「…駄目、じゃあ、無い、な。……まあ、…いい」








posted by 白黒ぼたん at 23:03 | TrackBack(0) | 日記
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