2022年03月11日

思惑・5









いつもより強めに抱いている筈なのに、イツキは一向に構う様子もなく。
…そうは言っても、少し乱暴に手を引いたり脚を広げたり、不意に敏感な部分に爪を立てたりする程度だが…
痛がり、困ったようなぐずる声を漏らしてはいるが、その程度。

口で奉仕しろよと髪の毛を掴むと、イツキは自分からするりと滑り込むように、黒川の股ぐらに顔を突っ込んだ。





「…張り切りすぎだ。…どれだけ溜まっているんだか……」



と馬鹿にした口調で煽ってみても



「……………うん」




と素直に返されては、逆にこちらが困る。





うっかりしていると黒川自身が持って行かれそうになる。
自分が仕込んだ以上にイツキの口淫は良く、黒川の好みなのだ。
そして止めるタイミングも丁度良い。イツキは名残惜しそうに舌先を這わせ、身体を起こし
互いのそこを擦り合わせながら、正面から抱きつく。

黒闇にも目が慣れ、顔の表情も見て取れる。
涙か涎か、あちこちがてらてらと濡れて光るのも、イヤラシさを増す。



くるりと向きを変えて、今度は黒川がイツキの上になる。
イツキの脚を抱え上げ、中心に先端をあてがうと、少しの抵抗で入口をくぐり
あとは誘われるように、飲み込まれるように、奥へと入っていく。
イツキは身体を仰け反らせ、小さく息を吐きながら、その全ての感触を味わっているようだ。



「………っく」


漏れたのは、黒川の声か。
イツキは腰を上げ突き出し、さらに深く、黒川を飲み込もうとする。





「………この、ウワバミめ……」




と、呟いたところで、それは今のイツキにとって褒め言葉でしか無いようだ。






posted by 白黒ぼたん at 13:00 | TrackBack(0) | 日記
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