2025年07月21日

この先の顛末・終








黒川と二条は務めて紳士的に話をし、イツキの行方について情報を出し合う。
しかし、この時点で二条は何も知らない。

自分の下の若い奴が勝手に動き、やけに具合の良い子をどこぞに売ったらしいという話を掴んだのは
さらに数日が過ぎた頃で

二条、そして黒川がイツキの居所を特定出来たのは
イツキが姿を消してから、二週間は過ぎていた。



その間のイツキは予想通り



拘束された狭い部屋で、行為を強要されていた。
言葉が通じない者、通じる者もいたが…すでにイツキは話が出来る状態では無かった。

逃げ出す気力を削ぐために酷い暴力が振るわれ、さらには何か、怪しげな薬を使われ
そうやって朦朧となったイツキが欲に溺れれば、もう、自ら抜け出す手立ては無かった。




さらに上客へと売り飛ばされる寸前で
黒川はイツキを保護するのだが

その時には、心も身体もかなりのダメージを負い
それは簡単に、癒えるものではなかった。







と。

あの最初の日、イツキが二条虎松の誘いを受けていたら、その先の顛末は大きく違っていた。


誘いを断り、黒川のいない週末を家で大人しく一人で過ごして


本当に良かったと思う。





posted by 白黒ぼたん at 21:06 | TrackBack(0) | 日記
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