嬉しくも無い手紙は、それから一週間続いた。
全部が同じ写真かどうかは解らないけど、同じようなポーズ、同じような顔。
正直、封をあけるのも嫌だったけど、とりあえず開いて、眉根をひそめて
すぐにゴミ箱に放り投げて、アルコールに手を伸ばした。
マサヤとは、連絡が付かない。
ふと気が付くと、もう何週間も、連絡が無い。
そんなの、よくある事だったし、何の前触れもなく夜中にやってきて
目が醒めない内に抱かれて、すぐ居なくなってしまう事も、よくあったけど…
それでも、こっちがどうしても連絡をしたい時に、何の反応も無いのはやっぱり不安で
不安と言うより、もう…
怖くて。
とりあえず、感覚を麻痺させるようにアルコールを身体に流し入れる。
それから、下着の中に手を入れて、自分を慰める。
少し勃ちあがったそれを握り、ローションを垂らしながら、追い詰めるように手を動かす。
そこで、イっても、足りなくて
寝室のクロゼットにあるバイブを取りに、ふらふらと酔った足で歩き出した。
早く、どうにかして、心も身体もバラバラにしてしまいたかった。
こんな方法で誤魔化す事しか、俺は知らない。
2009年01月11日
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