2009年03月26日

マサヤ、ご帰宅

マサヤがやっとイツキの部屋に立ち寄ったのは、イツキが姿を消してから数週間が経った頃だった。
連絡を絶っていた理由は簡単で…仕事の都合上、警察と裁判所に用事があったせいで
必要以上にイツキを遠避けていたのは、これ以上揉め事を増やしたくないだけだった。

マンションの部屋に入る前に、異様さに気が付く。
ドアの前にはイツキの酷い写真が、これでもかという程、貼られていた。

「…阿呆か、アイツは…」

とりあえず部屋の中に入ると、中はまあ、普通で
マサヤは郵便受けに入っていた茶封筒をテーブルに投げ出し、ソファにどかりと腰を下ろした。


イツキのケータイが使えないのは、銀行の口座を押さえられたせいで、料金が支払われなかった為だった。
それも復旧させたのだが、それでもケータイの電源は落ちたままだった。
ふと茶封筒に目をやると、そこには「桃企画」の名前がある。
自分が身を隠す直前に合った知人の会社で、何か、仕事の話をしたような気もする。

茶封筒の中身はDVDで
その内容は、貼り出されていた写真以上に酷いものだった。




『…や、だ…。ゆるして…ゆるして…そんなの、したら、俺…壊れちゃうよ…
やだ……やっ………あああああっ…んっんっ…
やぁぁ……おなか、痛い、いたい…いたいよ……やだやだ…ああっ…ひぃぃ……』

身動きが取れないように拘束されて、アナルにドリルバイブを突き刺されて
下っ腹までピクピク痙攣しているのが解る。
これでは、いくらイツキでも、快楽を通り越して、痛みしか感じないだろう。
泣き叫ぶ口元には、どす黒い肉棒が擦り付けられて、白目を剥いた顔に精液が浴びせ掛けられていた。



「…ったく。こんなの、撮られやがって…」

呆れたように溜息を付いて、煙草を吹かす。
いつの間にか灰皿には、吸殻が山のように積み上がっていた。




posted by 白黒ぼたん at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/27929583
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
最近のコメント
フェスタ・3 by はるりん (11/12)
フェスタ・2 by ぼたん (11/11)
フェスタ・2 by はるりん (11/11)
フェスタ・1 by はるりん (11/07)
得意技 by はるりん (11/05)
イツキ沼 by はるりん (11/03)
多少の理性 by はるりん (10/31)
わかりやすい迷路 by ぼたん (10/29)
わかりやすい迷路 by はるりん (10/26)
覚悟 by ぼたん (10/25)